武蔵野大学環境研究所・客員研究員の田中優先生が、ご著作を上梓されました。
地域活性化と学生のガバナンス能力向上をめざし行った「地べたのPBL」の実践に興味がある人はぜひ、お読みください。
学生・教職員・自治体職員・地域住民のための地域連携PBLの実践
田中優(著)/2018年12月
2,800円(本体)/A5判140頁
ISBN 9784779512353
01 「ひと・まち・であう/つくる」プロジェクトというPBLフレームの誕生
第1節 大学・地域社会を取り巻く社会環境
第2節 PBLをデザインする理論的背景
第3節 「ひと・まち・であう/つくる」プロジェクトフレームの誕生
02 大阪府枚方市菅原東校区における実践考察
第1節 対象地域の概況
第2節 PBLの展開
地域との連携によるPBL実施のポイント(菅原東校区事例からの含意)
03 京都府南山城村における実践考察
第1節 対象地域の概況
第2節 PBLの展開
地域との連携によるPBL実施のポイント(南山城村事例からの含意)
04 「ひと・まち・であう/つくる」プロジェクトのインパクト効果および評価
第1節 PBLを評価する考え方
第2節 PBL参加学生に訪れた変容
第3節 地域社会への影響
第4節 大学組織への影響
05 おわりにかえて
第1節 ARCSモデルについて
第2節 ARCSモデルによる当該PBLの評価
第3節 他大学PBL事例からの考察
第4節 本PBLの社会的な貢献・インパクト
第5節 PBL担当教員の役割
第6節 グローバル人材育成へのかけはし
第7節 地域に”人財”を残していくツールとして
第8節 「場所」を通じた学び
著者プロフィール
田中 優(たなか・まさる)
大阪国際大学経営経済学部教授・経済学科長・同地域協働センターアドバイザー。
未来の学びと持続可能な開発・発展研究会(みがくSD研)・共同代表
1971年大阪府高石市生まれ。神戸大学大学院教育学研究科を修了後、1998年に兵庫県へ入庁、主に「ガバナンス能力の育成」を職員研修所で企画担当。2008年より大阪国際大学現代社会学部専任講師、11年より同学部准教授、18年からは現職を務めている。専門は地方自治論、自治体公共政策。主な著書に、『ローカル・ガバメント論』(真山達志編著、ミネルヴァ書房、2012年)や『政策実施の理論と実像』(真山達志編著、ミネルヴァ書房、2016年)などがある。近年は、地域活性化と学生のガバナンス能力向上の二兎を「地べたのPBL」という手法により追うことに関心を寄せており、京都府南山城村や奈良県吉野町などで活動を展開している(https://ja-jp.facebook.com/hitomatitukuru/を参照のこと)。
「ナカニシヤ出版」既刊目録 http://www.nakanishiya.co.jp/book/b383078.html