萌える風景

ちくりんさんの「萌える風景」のエントリー記事にインスパイヤーされて、関連コメントを書きます。
大学の授業で、毎年、真鶴町の「美の条例」を紹介するときがあります。
そのときに、「蓼(たで)食う虫も好き好き」のことわさを引きながら、”タデの辛い葉を食う虫”的な位置づけで、英国のシャークが屋根に突きささった住宅、石井哲&大山顕「工場萌え」、内山英明「JAPAN UNDERGROUND」・ などに言及し、人々の「美の基準」は十人十色だから、「美の基準」を一概に決めることは難しいのではないか、といった話をします。
数年前までは、このストーリーに特に異論はないようでしたが、今年は、はとバスの「話題の川崎工場夜景スポット」ツアーに参加したことがある人が複数名あらわれ、「工場萌え」は「蓼食う虫」ではなくて、工場の無駄のないデザインは「機能美(Function is Beauty)」を表象しており、「工場景観」を美しいと評価することは、むしろグローバルスタンダードな価値ではないかとのこと。
これを契機に、「美しさとは何か?」再考し始めました。
PS
オーストラリアの書店で、トラクターの2011年カレンダーを発見しました↓
月替わりで様々なトラクターの写真が楽しめます。
※ちなみに、定価$29.95が、$6.70にディスカウントされていることが気になりましたが。
これって、「萌えるトラクター?」
        ↑
「燃(も)える男の 赤いトラクター♪」という歌にピンとくる、そこのアナタ、決して若くないかもしれません・・・。
redcar_2

工場萌えF

JAPAN UNDERGROUND

JAPAN UNDERGROUND〈2〉

Japan Underground 3