美しい薔薇には刺がある

 「美しい薔薇には刺がある」というタイトルで記事を書こうとしたのですが、その慣用句の語源が何か気になり始めて、あれこれ調べてみると、
Every rose has its thorn.
There’s no rose without a thorn.
という西洋のことわざを和訳した「薔薇に刺あり」からきているらしいです。
意味を改めて説明するまでもないのですが、「バラにとげがあるように、美しいものには人を傷つける恐ろしい一面があるということ」です。
ある人のブログで、次のようなフレーズを紹介されていました。
「美しいバラは刺(トゲ)の上に咲く。悲しみのあとには必ず喜びがある。」
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 なんときれいな言い回しでしょう!
話がずれていきますが、りんご大学http://www.ringodaigaku.com/ という存在を最近知りましたが、そこに「リンゴのことわざ」コーナーで次の世界のことわざが紹介されています。
・赤いりんごは虫食いりんご(ブルガリア)
・綺麗なりんご、中に虫(エストニア)
・赤いりんごだが、芯は虫食い(ウクライナ)
・赤いりんごと敵の友情を信じるな(タジキスタン)
・良いりんごはよく糞の上に落ちる(ナイジェリア)
あまり語感のイメージが美しく感じないのは私だけでしょうか。
何はともあれ、これらのことわざも「薔薇に刺あり」に近いですね。
「さて、本題」といきたいところですが、前ふりが長くなってしまったので「本題は次回」ということで・・・「乞うご期待」。

バラ大百科 ‾選ぶ、育てる、咲かせる (別冊NHK趣味の園芸)